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五月十三日
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    愛猫のムームーが亡くなって、私は失意の沼底にいた。
    ずっとずっと長いこと。
    沼底での生活は思っていたよりもヌメヌメしたところがなく、沼底であっても私の尻はサラサラのままで保たれていたし、持参していたベビーパウダーもずっとサラサラのままだった。
    ムームーが亡くなったとき『毛皮を替えて別の猫としてまた私の前に現れたらその時はムームーとして私はその猫を愛そう』と誓っていたのに、ムームーが次に現れたのは、私が新しく買い換えた冷蔵庫として、だった。
    冷蔵庫に生まれ変わったムームーは、やはり猫であった時のように時折「ムー」と鳴く。冷蔵庫が鳴くのは大概夜中と相場が決まっているが、冷蔵庫に生まれ変わったムームーは、朝も昼も時折「ムー」と鳴く。
    私がムームーを愛した理由は最初「猫であったから」だったけれど、私は最終的にはムームーそのものを愛していたから、冷蔵庫であってもやはり私はムームーを愛そうと思う。
    |09:58| - | - | - | posted by キャル - -
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